身近な自然を楽しもう!つた森山林 春のお散歩編 文・写真 きつつき
苫小牧市沼ノ端から国道235号線で約4キロ。
「つた森山林」に行ってきました。
つた森山林は、苫東地域の緑地の拠点ともいえる森林で、
苫小牧東部開発(株)(現在は㈱苫東)により遊歩道などが整備され
市民の憩いの場として利用されています(参照 苫小牧地方環境監視センター)
早速「つた森山林」の駐車場脇で、我が「森のどんぐり」の若手?ホープ、
シマリスくんが何やら見つけたようです。
おおお、これはエゾアカガエルの卵ではないですか・・・
あちらこちらの水たまりで、ブクブクと
泡が立っています。そのうち・・・
「あっ、捕まえた!」
捕まえてみてビックリ、なんと♂と♀が
抱接しているではありませんか・・・
ちなみにエゾアカガエルは、メスの方が大型です。
どっちがメスか分かるかな?
じっくり観察させてもらったあとは、水たまりに返してあげました。
彼らは終始ピッタンコ。とっても仲がいいですね
歩いていると歩道にコケがたくさんついていました。
触ってみると、とてもふかふかで気持ちがよかったです。
林の中に小さな葉っぱを発見。
樹木の芽かな?っと思って触れてみると・・・
あれあれ、小さな芽だと思っていたけれど、
落ち葉をよけてみると、茎の長さ30センチ近くあるんです。
茎には細かい根(気根)がいっぱいついていました。
小さい(と、思っていた)植物でも、生き抜くためには
いろいろ工夫がされているんですね。
つる性植物でニシキギ科「ツルマサキ」と言うのだそうです。
林のあちこちに見られるこのシダだってそう。
葉っぱを大きく広げて出来るだけ
日の光に当たろうと頑張っているんですよ。
林のあちこちで見られた黄色い花
「ナニワズ」もとってもきれいですね。
春一番に咲く花としても有名です。
この日はまだつぼみが多かったけど、
もう花開いた頃でしょうね
春と言えば、ふきのとう
林のあちらこちらに目を出していました。
天ぷらやおひたしにして食べてみたら
ほろ苦い春の味がするかも知れません。